幽霊の夢

また、夢をみたのでございます。

階段を昇っても降りても同じ階につくのでございます。

そこには、一人の顔色の悪い少年がおります。

ああ、これはあわなければいけない相手なのだと

こちらが行くのか、こちらに来るのか訪ねましたところ、

向こうからこちらに来るとの事で、私のいる場所までいらしたのでございます。

そして握手をしたのでございますが、その手は離れないままでございました。

そして気がつけば、少年は青年になっておりました。